ぼくは中国の大学で日本語を学んでいたんですが、JLPTの1級(当時)取得は卒業に欠かせない条件でした。試験勉強で一番難しいと感じたのは聴解の問題です。文法だけでなく、日常会話に近い問題も多かったんですが、当時は日本語で会話をする機会が少なかったんです。日本のドラマなどを見て、日本の生活や文化などを理解しながら勉強していました。
私は漢字が苦手だったので、試験の練習問題を何度も解きました。また、ネットで日本語のニュースを読んだり日本語の本を読んだり、漢字に触れる機会を増やすようにしていましたね。
私も漢字が一番苦手だったので、自分で単語帳を作って毎日勉強していました。漢字とその読み方、また、その漢字を使う単語も含めて作ったので、2000語以上は作って覚えました。
2000語も作ったんですか!
あの時頑張っておいてよかったです。JLPTに合格したこともあって、今の第一志望の大学に入学できたんだと思います。
進学だけでなく日本で就職活動をしている時も、私が持っているJLPTのレベルについて聞かれました。就職する場合もJLPTは大事です。
ベトナムで就職する場合でもJLPTの認定を持っていると、その分お給料の加算がある企業が多かったですよ。母国で就職する際にも役に立ちます。
それと、試験で学んだことは、今の日本での生活でもとても役に 立っていますね。
それは私も感じます。N2で勉強した文法などは普段の日常生活でもよく使われているので、会社の人と話していて「あ、これはN2の問題でそのまま 出てた!」と思うことがよくあります。
JLPT通信 2013
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